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歯ぎしり・食いしばりによる問題への対応
咬筋は咀嚼筋の一つで、噛むための大切な筋肉ですが、歯ぎしりや食いしばりによって咬筋が肥大すると、噛む力も大きくなり、持続的な筋肉の緊張によって、顎の痛みや頭痛、肩こり、首の痛みなどの症状につながります。
ボツリヌス注射とはボツリヌス菌が生産する成分を加工したたんぱく質成分で、美容医療やさまざまな医療分野で活用されています。
ボツリヌス注射によって筋肉が弛緩し、噛む力が強くでにくくなる性質を利用して、
歯ぎしりや食いしばりの力を軽減することができます。
効果は2カ月~3カ月程度で弱まりますが、かみしめる力が弱くなることで肥大した咬筋が小さくなっていきます。ボツリヌス注射を3カ月程度おきに繰り返しおこなうことで、徐々に咬筋肥大がなくなっていけば、歯ぎしり・食いしばりの大きさや頻度が小さくなっていく効果が期待できます。
ただし、歯ぎしりや食いしばりは睡眠や生活環境などにも影響されますので、完全になくすことは難しいかもしれません。ただ、力の大きさが小さくなれば、顎の痛みや頭痛、歯が割れたり、詰めものが外れたり、冷たいものがしみたり、さまざな症状が軽減することにつながるため、効果的と考えます。
ボツリヌス治療と費用
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